【後味の悪い話 】ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」の第3章に登場するリックの話

33: 774号室の鬼女様 2019/01/10(木) 14:15:35.62 ID:1iUaM3yD0

ドラクエの外伝的な作品「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」の第3章に登場するリックの話
原作のドラクエ2本編は、悪の神官ハーゴンが世界を破壊しようとして破壊神を召喚するのたが、伝説の勇者の子孫である二人と一匹の勇者達によって破壊神は倒されて世界は救われた

ビルダー2はその後日談
悪の教団の残党達は性懲りも無く破壊神を崇め続け、人知れぬ秘境のような幻の島々を支配して島の民を苦しめていた
そこへ物作りに特化したビルダーという役職の主人公が海難事故で漂着して来て、島の民を助けながら教団と戦い冒険していくという物語

第3の舞台となる島には王国が存在しているのだが、教団により定められたルールに従って「勝つことも負けることも許されない」という終わらない戦争を延々と続けていた
国王の側近にリックという名の若い兵士がいた。リックは戦争によって家族全員を失った身であり、それ故に「絶対に死にたくない」という信念を人一倍強く懐いていた

ある時、王国は窮地に陥るのだが、そこへやって来た主人公によって救われる


1000: オススメ記事 2020/05/17(日) 00:00:00.00 ID:kairanbanblog



34: 774号室の鬼女様 2019/01/10(木) 14:16:15.64 ID:1iUaM3yD0

リックは主人公の能力に感心し、「自分もビルダーと成り、教団を倒し、この戦争を終らせる」と宣言する
それからリックと主人公は協力し合って王国を復興していく
やがて、教団との戦争に勝つためには希少な魔法アイテムが必要だと分かり、リックと主人公は大部隊を率いて魔法のアイテムを探す遠征に出る
しかしそこには教団の魔物の舞台が待ち構えていた
なんとここでリックが主人公達を裏切って教団側に付く
リックは「自分は裏切ったのではなく、最初から教団の熱心な信者だった」と明かす
実はリックは教団のスパイをしており、今まで王国に尽くすフリをしながら、情報漏洩、破壊工作、暗〇等を密かに行っていた
今回の作戦は、主人公達を城から遠ざけ、手薄となった城に猛攻をかけるというものだった
リックは教団の部隊と共に主人公達に襲いかかる
が、結果は主人公達の勝利
瀕死のリックは最後に裏切りの動機を語る
実はリック達やこの島々は現実のものではなく、魔法の力で創り出された『夢や幻』の世界であり、やがて滅びる運命だったのだ(まさしく「からっぽの島」。「ゼルダの伝説 夢を見る島」のようなもの)
リックは世界のみならず自分自身も夢幻の存在であるという真実を知って絶望し、死にたくないという想いのあまり、「教団の信者に成れば世界の終わりを生き延びることが出来る」と考えて行動していたのである


35: 774号室の鬼女様 2019/01/10(木) 14:44:54.81 ID:1iUaM3yD0

このゲームのキャッチコピーは「世界を作れ。運命を壊せ」
幻の島に漂着した主人公は、最初に記憶喪失の謎の少年シドーと出会った
シドーは物を壊す事しか特技の無い乱暴者だったけど、正反対な主人公と何故かウマが合ってコンビになり、島々を巡る冒険に出る
最終章ではシドーの正体がドラクエ2で勇者達によって倒された破壊神の弱体化したものだと判明(まあタイトルがネタバレ)
この島々は破壊神の復活のための舞台。ドラクエ2本編でハーゴンは勇者達を惑わすために幻の世界を作っていた。ハーゴンが死ねば幻の世界も消滅する筈だったが、彼の予想に反して幻の世界はその後も存在し続けていた
シドーは最初からずっと破壊の衝動に苛まれ続けていた
第3章では自分の無鉄砲な突撃のせいで仲間を戦死させてしまったり、その強さ故に人々から鬼や悪魔だと恐れられ、信頼していた相棒である主人公の作った牢獄に投獄され、かと思えば敵の大将の恐ろしい巨人が迫って来たからと牢獄から出されて戦わされる
そんな経験を経てシドーの精神は徐々に闇に堕ちていき、物を壊したり人を〇す事しか出来ない己の運命にも絶望


36: 774号室の鬼女様 2019/01/10(木) 14:53:54.26 ID:1iUaM3yD0

そしてシドーは破壊神として覚醒してしまい、幻の世界を破壊して現実世界に復活しようと猛威を振るう
主人公は友達としてシドーを助けようとし、破壊神に戦いを挑む
破壊神の精神には主人公と共に過ごした「少年シドー」としての記憶が微かに残っていた
シドーの精神は主人公の手で倒されて死ぬことを望み、破壊神の半身を乗っ取って動きを封じる
主人公はシドーの願いを聞き入れ、破壊神を攻撃して倒す
破壊神は息絶える
すると破壊神の亡骸の片手が何かを求めるかのようにかざされる
主人公が自分の手を破壊神の亡骸の手に重ねると、奇跡が起き、少年シドーの存在が破壊神の身体から分離して現れる
少年シドーは無事に主人公の相棒に戻ったが、それでも幻の世界は消滅寸前だった。島の人々は自分達の姿が薄れていくことに嘆き悲しむ
「創造と破壊は実は表裏一体だ」という結論に行き着いた主人公とシドーは、互いの能力を組み合わせて大いなる奇跡を起こし、幻の世界を現実の存在へと作り替えた
その代償としてシドーは神としての力を完全に失なったが、人間として生まれ変わった
ビルダーは世界を創り、破壊神は己に定められた『世界を破壊しなければならない』という運命そのものを破壊した
っていうハッピーエンド


37: 774号室の鬼女様 2019/01/10(木) 14:55:44.26 ID:1iUaM3yD0

クリア後
島の人々は幸せに暮らしてるんだけど、リックの幼馴染みだった人物はこう語る
「リックのした事は許せないが、あいつにもこの新しい平和な世界で暮らさせてやりたかった」
たしかに早まらなければリックは死ぬことも消滅することも無かったんだよなぁ…と思うと後味悪かった

余談だけど、ビルダーズ2の世界は前作ビルダーズ1から数百年後の世界
作中では語られないけど、ビルダーズ2の主人公は前作の主人公の子孫という設定がある(裏設定とかではなく、発売前に雑誌にそう記載されていた)
前作の主人公は前作のラストで世界を救うために自己犠牲となって死んだ筈なのだが、旅路の中の何処かで子種を残していたのか(各章毎に一人ヒロインがいたし)、またはエンディング後に奇跡が起きて復活したのか
何にせよ流石はビルダー。「子作り」も御手の物だったんですな


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引用元: 後味の悪い話 その178

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